希少な高山植物 スパイク

 

自然について学べば学ぶほど、私たちは自然に魅了されます。同じことが私たちの社名にもなっている小さいながらも堂々としたスパイク ハーブにも当てはまります。

メイド・バイ・スパイク製品を除く、スパイクブランドのすべての製品には、アルプスの高山地域に自生するスパイク ハーブ(lat. Valeriana celtica)のユニークなエキスを配合しています。現在、スパイク ハーブはカリンシア(オーストリア)のノックベルグ国立公園内にみられます。

この地域の植物にとって理想的な条件は、樹木がなく、標高1,800 m以上で土壌に石灰がほとんどないことです。 高山の強烈な光、澄んだ空気、寒い冬と暖かい夏により、植物は毎年よく成長します。その構成成分は非常に用途が広く、今日まで合成で再現することはできません。

 

独特で魅力的な香り

 

この優雅な小さな植物は、最大15cmに成長します。花は淡い黄色で、アルプスの色などとりどりの花と溶け込んでいます。しかし、特に8月末頃から花が黄色くなると、特徴的な香りが目立ちます。暖かい夏の終わりの日に高山の牧草地を歩くと、植物の大胆でスパイシーな香りにすぐに気付くでしょう。辺り一面、この独特の香りを吸収しているようです。

 

 

アルプスの農家によって慎重に手で収穫されます

 

収穫免許を持ったアルプスの農家にとって、毎年8月と9月に行われるスパイク収穫は、重要な追加収入源です。スパイクは8月15日の聖母被昇天日から9月12日のマリアの御名の饗宴までの、「女性とハーブの30日間」*の間に収穫されます。

 

農家は私たちのために手作業で慎重に収穫し、地元の人々にSchoberとして知られている特別に設計された納屋で乾燥させます。アルプスの農家とのフェアトレードは私たちにはいつも当然のことです。

 

乾燥した植物から注意深く特別な精油を抽出し、すべてのスパイク製品に配合しています。

 

 

 

*女性とハーブの30日間(出典:ウィキペディア/ドイツ語版 https://de.wikipedia.org/wiki/Frauendrei%C3%9Figer)

カトリック信者が多い南ドイツのバイエルン地方やオーストリアのチロル地方のアルプスで、8月15日の聖母被昇天日から9月12日(聖母の祝祭)または15日(悲しみの聖母)の30日間のことを「女性の30日間」と呼んでいます。この時期はハーブの収穫に適していて、この時期に収穫されるハーブ・薬草などはその効用・ヒーリング力が高い・パワフルとされてきました。厳しい夏の生き延びたパワフルなハーブを収穫し、寒いアルプスの冬に向けての準備もあったと推測されます。敬虔なカトリック信者の女性たちは、特にこの聖母マリアの記念日の間には毎晩マリアに祈りをささげていたそうで、スパイクハーブが育つ地域でも古くからこのような習慣が残っています。